嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古文】実践問題 玉勝間

問 次の傍線部を現代語訳しなさい。

 

  さきざきの考えの上を、なほよく考へ究むるからに、(玉勝間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】

 

   さきざき → 以前、過去、未来、将来

 

   なほ → やはり、さらに、いっそう、もっと、なんといっても

 

   からに → ~ために、~によって、~するとすぐに、たとえ~だとしても

 

 

 

 

  訳 以前の考え以上のことを、もっとよく考えきわめるために、

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

「さきざき」も真逆の意味を持つ単語だ。

前後の文脈から過去か未来かを判断しないといけない。

今回は直後の「考え以上のことを」という部分から「以前」をチョイスしよう。

未来の考え以上っておかしいからね。

やはり単語の意味だけ覚えていても解けない問題は難しいね。