嫌いな古典・古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古典・古文】伊勢物語「芥川」その3 現代語訳・品詞分解

伊勢物語の「芥川」の第三回です。

みんな苦手な和歌も入っているので練習にはちょうど良い作品です。

古文が不得手な人は伊勢物語で克服していこう!

 

 

 

 

 

 

 

【本文】

「あなや。」と言ひけれど、神鳴る騒ぎにえ聞かざりけり。

やうやう夜も明けゆくに、見れば、率て来し女もなし。

足ずりをして泣けどもかひなし。

 

白玉か何ぞと人の問ひし時露と答へて消えなましものを

 

 

 

 

【品詞分解】

(第一文)

あなや → (感動詞「あな」+間投助詞「や」)強いおどろきを表し「あれえ」と訳す。

と → (格助詞)~と

言ひ → ハ行 四段活用 連用形

けれ → 過去 けり 已然形

ど → (接続助詞)~けれど

神 →(名詞)雷

鳴る → ラ行 四段活用 連体形

騒ぎ → 名詞

に → 格助詞

え → 副詞

聞か → カ行 四段活用 未然形

ざり → 打消 ず 連用形

けり → 過去 けり 終止形

 

 

(第二文)

やうやう → (副詞)だんだんと、次第に

夜 → 名詞

も → 係助詞

明けゆく → カ行 四段活用 連体形

に → (接続助詞 順接確定条件)~ので、~ところ、~と

見れ → マ行 上一段活用 已然形

ば → (接続助詞 順接確定条件)~ので、~ところ、~と

率 → ワ行 上一段活用 連用形

て → (接続助詞)~て

来 → カ行変格活用 未然形

し → 過去 き 連体形

女 → 名詞

も → 係助詞

なし → 形容詞 ク活用 終止形

 

 

 

(第三文)

足ずり → (名詞)じだんだを踏むこと

を → (格助詞)~を

し → サ行変格活用 連用形

て → (接続助詞)~て

泣け → カ行 四段活用 已然形

ども → (接続助詞)~けれども

かひなし → 形容詞 ク活用 終止形)無駄だ、どうしようもない、弱々しい、価値がない

 

 

 

(和歌)

白玉 → 名詞

か → 係助詞 疑問

何 → 代名詞

ぞ → 係助詞

と → (格助詞)~と

人 → 名詞

の → (格助詞 主格)~が

問ひ → ハ行 四段活用 連用形

し → 過去 き 連体形

時 → 名詞 

露 → 名詞

と → (格助詞)~と

答へ → ハ行 下二段活用 連用形

て → (接続助詞)~て

消え → ヤ行 下二段活用 連用形

な → (完了 ぬ 未然形)~てしまう、~てしまった、~た

まし → 反実仮想 まし 連体形

ものを → (終助詞)~のになあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【現代語訳】

(第一文)

「あれえ」と女が言ったけれど、雷が鳴る騒ぎで聞くことができなかった。

 

 

(第二文)

次第に夜も明けてきたので、見ると、連れて来た女もいない。

 

 

(第三文)

地団太を踏んで泣くけれどもどうしようもない。

 

 

(和歌)

「白玉か何かですか」と女が尋ねた時、「露です」と答て露のように二人で消えてしまったらよかったのになあ

 

伊勢物語「芥川」その1・2はこちらをどうぞ↓ ↓ ↓

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