嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古文】実践問題 2011年センター試験 保元物語

問 解釈として最も適当なものを選べ。

 

  すかしまゐらせ給へ(保元物語

 

 

  ① 御簾ごしにご覧なさいませ

  ② お気持ちをなだめ申し上げなさいませ

  ③ 急いで参上なさいませ

  ④ 好きにお話申し上げなさいませ

  ⑤ 催促しにお行きなさいませ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解答】 

 

  すかし → (サ行 四段活用 連用形)だます、おだてる、なだめる

  

  まゐらせ → (サ行 下二段活用 連用形)謙譲の補助動詞 お~申し上げる

 

  給へ → (ハ行 四段活用 命令形)

 

 

 

 

   訳 なだめ申し上げなさい。

 

 

 

まず、「まゐらせ」の意味が入っている②と④にしぼり、そこから「すかし」の意味で答えを選ぶ。

 

                             答え ②

 

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

共通テスト(センター試験)の問題は、単語の意味か文法でだいたい二択か三択になるようになっている。

最悪「すかせ」の意味が分からなくても50%で正解だ。

選択肢は賢く選べるようになろう。