形容詞の語幹用法は覚えている人が少ないイメージ。
レベルとしては高い方だと思います。
覚えていればズバッと訳がきれいに決まるので、まだ覚えていない人はさっそく覚えよう。
A を B み → AがBので
※ A=名詞
※ B=形容詞の語幹
例
牡鹿ふす夏野の草の道をなみしげき恋路にまどふころかな(新古今和歌集 坂上是則)
道+を+形容詞 ク活用「なし」の語幹の「な」+み
訳 牡鹿が伏している草が茂る夏の野原ように道がないので、恋に迷う頃であるなあ
ポイント
「AをBみ」の形に気をつけておくだけの簡単なお仕事。見つけたら「AがBので」と訳してあげよう。
形容詞が語幹だけになるとわかりづらいのが難点。こればっかりはどうしようもないので、形容詞をしっかり覚えておこう。