嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古文】形容詞の語幹用法をマスターしよう!「AをBみ」

形容詞の語幹用法は覚えている人が少ないイメージ。

レベルとしては高い方だと思います。

覚えていればズバッと訳がきれいに決まるので、まだ覚えていない人はさっそく覚えよう。

 

A を B み → AがBので

 

 ※ A=名詞

 ※ B=形容詞の語幹

 

 

 

 

例 

  牡鹿ふす夏野の草の道をなみしげき恋路にまどふころかな(新古今和歌集 坂上是則

 

 

 道+を+形容詞 ク活用「なし」の語幹の「な」+み 

 

 

 訳 牡鹿が伏している草が茂る夏の野原ように道がないので、恋に迷う頃であるなあ

 

 

 

 

 

 

ポイント

 「AをBみ」の形に気をつけておくだけの簡単なお仕事。見つけたら「AがBので」と訳してあげよう。

 形容詞が語幹だけになるとわかりづらいのが難点。こればっかりはどうしようもないので、形容詞をしっかり覚えておこう。