副詞の呼応はある程度出題されるものが決まっているので、早めに覚えてしまったほうが楽だ。
たいして難しくないのに出題頻度が高い。
打消語さえ分かっていれば見逃すことはない。
一つ一つ確実に覚えて得点を積み上げよう!
さらに-打消語 → 決して、全く~ない
「すべていみじうはべり。『さらにまだ見ぬ骨のさまなり。』となむ人々申す。まことにかばかりのは見えざりつ。」(枕草子)
すべて → (副詞)すべて
いみじう → (形容詞 シク活用 連用形)非常に、すばらしい、ひどい、など
はべり → (ラ変 終止形 丁寧語)~です、~ます、~ございます
さらに → (副詞 下に打消語がきて)決して、全く~ない
まだ → (副詞)まだ
見 → マ行 上一段活用 未然形
ぬ → 打消 ず 連体形
骨 → 名詞
の → (格助詞 連体格)~の
さま → (名詞)様子
なり → 断定 なり 終止形
と → (格助詞)~と
なむ → 係助詞
人々 → 名詞
申す → (サ行 四段活用 連体形 謙譲語)申し上げる
まことに → (副詞)本当に
かばかり → (副詞)これほど、これだけ、など
の → (格助詞 準体格)~のもの 注
は → 係助詞
見え → ヤ行 下二段活用 未然形
ざり → 打消 ず 連用形
つ → 完了 つ 終止形
「すべてすばらしいです。『全くまだ見たことのない骨の様子である。』と人々が申し上げる。本当にこれほどの骨は見たことがなかった」
意味を覚えて打消語を探すだけの簡単なお仕事。
出題されたときはだいたい元の副詞の意味を問われることはない。
打消語と呼応した副詞になっている場合がほとんどだ。
どの副詞の呼応も似た意味なんで覚えやすい。
サクッと覚えてしまおう!
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