嫌いな古文を好きになるためのブログ

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【古典・古文】ひらがなで書かれるとわかりにくい連語!「たそ」

古典では、漢字で書いちゃうととても簡単だから、ひらがなで書いて出題することがよくある。

ひらがなで書かれると推測できないから暗記していないと厳しい。

ひらがなで出題されることを前提に暗記していこう。

そして、漢字で書けという問題も出ることもあるので、漢字でも書けるようにしておこう。

 

 

重要

たそ(誰そ) → 誰だ、誰か

 

 

 

 

 

 

「こは、たそ。いとおどろおどろしう、きはやかなるは。」と言ふ。(枕草子

 

 

 

 

品詞分解

こは → (代名詞「こ」+係助詞「は」)これは

たそ(誰そ) → 誰か、誰だ 

いと → (副詞)とても

おどろおどろしう → (形容詞 シク活用 連用形 ウ音便)おおげさだ、不気味だ

きはやかなる → (形容動詞 ナリ活用 連体形)きわだっている

は → 係助詞

と → (格助詞)~と

言ふ → ハ行 四段活用 終止形

 

注 「たそ」は詳しく分解すると「た」+「そ」で、「そ」は係助詞「ぞ」と同じ。古くは「そ」と発音することもあったらしい。一応書いたが、こんなものは出題されることがないので覚える必要はない。

 

 

 

 

現代語訳

これは、誰だ。とてもおおげさできわだっているのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

意味を覚えるだけの簡単なお仕事。

「たそ」も連語としてそのまま暗記しちゃおう!

結局古文ってほとんど暗記だ。

覚えまくっていこう!

 

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