嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

願望の終助詞をマスターしよう!「しか・てしか・にしか・てしかな(てしがな)・にしかな(にしがな)」

終助詞をしっかりとおさえていなければ、現代語訳の文末が締まってこない。

助動詞や単語の意味が優先され、助詞は後回しにされがちだ。

他と並行してしっかりと覚えよう!

 

 

しか・てしか・にしか・てしかな(てしがな)・にしかな(にしがな) → (願望)~たいものだ

 

 

 

 

例 

  命惜しむと人に見えずもありにしがな。(蜻蛉日記

 

 

  見え →  (ヤ行 下二段活用 未然形)見える、見られる、会う、思われる、妻となる

  ず → (打消 ず 連用形)~ない

  も → 係助詞

  あり → ラ変 連用形 

  にしがな → 終助詞 ~たいものだ

 

 

  訳 命を惜しむと人に見られずにありたいものだ(いたいものだ)。

 

 

 

 

 

ポイント

 意味を覚えるだけの簡単なお仕事。

 知らなくてもどうにかなるものではない。

 さすがに意味の推測は難しい。

 願望の終助詞はセットで覚えておこう。