嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古文】その「に」は接続助詞?格助詞?

「に」って接続助詞もあるし格助詞もあるし助動詞もあるしでかなり厄介。

でもしっかりと判別できるので安心してくれ!

今回は接続助詞「に」の判別方法を覚えよう!

 

 

 

 

連体形 + 「に」 +「、」 → 接続助詞 (順接確定条件)~ので、~ところ、~と (逆接確定条件)~のに、~けれども、~のだが

  ※ この形でほぼいけるが、訳してみて合わないときは他を考える。古文に100%はない!

 

 

 

  夜昼待ち給ふに、年越ゆるまで音もせず。(竹取物語

 

 

 

  給ふ → ハ行 四段活用 連体形

   ※ 四段活用は終止形、連体形が同型だが、終止形接続の「に」がないので連体形。

 

  に → 連体形 + 「に」 +「、」 の形になっているから接続助詞。

 

 

 

   訳 昼も夜もお待ちになるけれども、翌年になるまで連絡もない。

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

形を覚えるだけの簡単なお仕事。

ただし、接続助詞「に」は、順接と逆接があるので、文脈からどちらを使うか判断しないといけない。

正確な現代語訳をするためにも接続助詞をしっかりと覚えよう!