嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古文】その「なむ」は係助詞ではない! 終助詞「なむ」

係り結びで有名な「なむ」だけど、係助詞以外もあるのは有名。

今日はその中でも終助詞を勉強しよう!

簡単に見分けがつくのでしっかりと覚えよう!

 

 

 

未然形 + なむ → (終助詞 他者願望) ~してほしいなあ

 

 

 

 

例 

  糸鹿の山の桜花散らずあらなむ。(万葉集

 

 

  あら → ラ変 未然形

 

  なむ → 未然形に接続しているので終助詞

 

 

 

 

  訳 糸鹿の山の桜の花は散らないでほしいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

接続を判断するだけの簡単なお仕事。

ただし、未然形と連用形が同じ形の場合注意が必要だ。

その場合は訳をして判断するしかない。

困ったときは結局現代語訳するしかない!