嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

【古典】古文単語「おどろく」と「おどろかす」の違いを覚えよう

「おどろく」「おどろかす」は古文単語の中では出題頻度が高い方だ。

やはり現代語と意味が違う単語は要チェックだ。

結局最後は単語勝負。

英語に比べると数も少ないので早いうちから単語は覚えてしまおう。

 

重要

おどろく → (カ行 四段活用)目を覚ます(目覚める、起きる)、驚く

おどろかす → (サ行 四段活用)目を覚まさせる(起こす)、驚かす

 

 

 

 

 

 

例1

おどろかせ給へ。(宇治拾遺物語

 

 

品詞分解

おどろか → カ行 四段活用 未然形

せ → 尊敬 す 連用形

給へ → ハ行 四段活用 命令形

 

 

現代語訳

目をお覚ましなさい。

 

 

 

 

 

例2

さだめておどろかさむずらむ。(宇治拾遺物語

 

 

品詞分解

さだめて → (副詞) 必ず、きっと、(下に打消語がきて)決して~ない

おどろかさ → サ行 四段活用 未然形

むず → 推量 むず 終止形

らむ → 現在推量 らむ 終止形

 

 

現代語訳

きっと起こすだろう。

 

 

 

 

 

ポイント

とにかく覚えるだけの簡単なお仕事。

「おどろく」と「おどろかす」は、自動詞と他動詞の違いがある。しっかり違いを覚えておこう。(自動詞、他動詞が分からない人は、意味が違うとだけ覚えていれば大丈夫)

 

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