嫌いな古文を好きになるためのブログ

古文の文法や単語をわかりやすく解説。たまに読んだ本の紹介もします。

古文単語

【古典・古文】どの意味で現代語訳すればいい?形容詞「ゆかし」

形容詞の中でもよく出題される「ゆかし」。 中学校の頃から出てくる超有名な単語。 願望をあらわすこの形容詞は現代語訳するときに、どんな願望かを文脈から考えないといけない。 前後関係をしっかり見て現代語訳しよう! 重要 ゆかし → (形容詞 シク活用)…

【古文】とにかく暗記!形容詞「つきづきし」

単語の意味を幅広く覚えておくことが受験では大事なんて誰でもわかっているんだけど、どうしても後回しになってしまう。 4月から全力で単語を暗記していけば来年には天才になっているぞ! つきづきし → (形容詞 シク活用)似つかわしい、ふさわしい 例 家居…

【古文】名詞の意味は意外と覚えてない?「騒客」

名詞の意味ってそれほど入試に出題されるイメージないけど、出てくるのはレベル高めだったりする。 他の人との差をつけたい人はしっかりと名詞の意味まで暗記しておこう。 騒客(さうかく) → 詩文などをつくる風流人、文人、詩人 例 岩頭またひとりの騒客を…

【古文】同音異義語に注意!「ながむ」

同音異義語の単語はひらがなで出てくるからいやらしい。 両方覚えて文脈から判断して現代語訳をしていこう。 ながむ 【眺む】 物思いにふける、ながめる 【詠む】 詩歌を詠む 例 ながめ過ぐしけむ(とはずがたり) ながめ → (マ行 下二段活用 連用形) ※ 長…

【古文】えっ?真逆の意味があるの?形容詞「ゆゆし」

「ゆゆし」と聞いて、なんとなく怖い感じがするかな? でもこの単語真逆の意味もあるんです。 古文の厄介なところの一つ。 1つの単語に逆の意味があるなんて反則です! ゆゆし → (形容詞 シク活用)すばらしい、恐れ多い、不吉だ、気味が悪い、はなはだしい…

【古文】形容詞「めやすし」を覚えよう!

文法をある程度覚えたらあとは単語勝負。 これは古文も英語も変わらない。 最後はひたすら単語を覚えるしかない! めやすし → (形容詞 ク活用)見た目に感じがよい、見苦しくない 例 四十に足らぬほどにて死なむこそ、めやすかるべけれ。(徒然草) めやす…

【古文・古典】ベタな単語でも侮るな!「年ごろ」

今日もベタな単語の意味の確認。 中学校の頃から出てくる単語のくせにそこそこ出題される。 重要 年ごろ(としごろ) → 長年の間、数年の間、長い歳月 例 年ごろの本意なり。(栄花物語) 品詞分解 年ごろ → 名詞 の → 格助詞 連体格 ~の 本意(ほい) → (…

【古分】超有名!形容詞「口惜し」

もう覚えてない人いないんじゃないかな?(笑) 覚えていないという人はやばい! 今すぐに覚えよう。 口惜し → (形容詞 シク活用)くやしい、残念だ、情けない、つまらない 例 口惜しかりけるわざかな。(大鏡) 口惜しかり → (形容詞 シク活用 連用形) け…

【古文】必須単語「あつし」の意味を覚えよう!

定番中の定番! この単語を知らずして古文を語ることはできない! それほど出題頻度は高い! あつし(篤し) → (形容詞 シク活用)病気が重い 例 常はあつしうおはしますを (増鏡) あつしう → 形容詞 シク活用 連用形 ウ音便 おはします → (サ行 四段活…

【古文】名詞「手」の意味を覚えよう!

名詞の意味ってすごく多いからめんどくさいよね。 でも覚えないと仕方ない。 妥協して一つだけ覚えても合うかわからない。 複数あるものはしっかりと全部覚えよう。 手 → 筆跡、文字、所作、腕前、手段、方法、手傷、方角、手下、人手、など 例 姫君の御手こ…

騙されやすい単語の意味を理解しよう!「ののしる」

この単語はとても騙されやすい! 出題者からしたら問題として使いやすい単語ですね。 しっかりと意味をおさえよう! ののしる → 大声で騒ぐ、高い評判が立つ、勢力が盛んである 例 この世にののしり給ふ光源氏 (源氏物語) ののしる → ラ行 四段活用 連用形…

【古文・古典】単語を覚えよう!形容動詞「あからさまなり」

形容動詞は、形容詞同様抜き出し問題が出題されることがある。 その単語が形容動詞であることを覚えていなければ抜き出すことは困難だ。 しっかりと覚えよう。 基本覚えるだけなんだが、連用形だけは注意が必要だ! 重要 あからさまなり → (形容動詞 ナリ活…

【古文・古典】「ここら・ここだ・そこら」の正しい意味とは?

誤読しやすい単語の中でも上位に入ってくるであろう「ここら・ここだ・そこら」。 勉強していない人がこの単語を訳すことはほぼ不可能! しっかりと覚えて間違えないようにしよう。 重要 ここら・ここだ・そこだ → たくさん ※ 同じ意味で「あまた」は有名だ…

【古文・古典】補助動詞のはたらきとは?「わたる」の使い方

今回は、補助動詞のはたらきをもつ動詞「わたる」について解説します。補助動詞はかなり入試に出題されるんで積極的に覚えておくことをお勧めします。 わたる(ラ行 四段活用) → 渡る・年月を送る・及ぶ・(動詞の連用形について)ずっと~し続ける 大学入…

【古典】古文単語「おどろく」と「おどろかす」の違いを覚えよう

「おどろく」「おどろかす」は古文単語の中では出題頻度が高い方だ。 やはり現代語と意味が違う単語は要チェックだ。 結局最後は単語勝負。 英語に比べると数も少ないので早いうちから単語は覚えてしまおう。 重要 おどろく → (カ行 四段活用)目を覚ます(…

【古文・古典】動詞「なり」の識別方法と意味について解説

「なり」には断定の助動詞、伝聞推定の助動詞、動詞がある。「なり」の識別はしかっりとできるようにならないといけない。今回は動詞の「なり」を識別できるよう解説していく。「なり」が出てこない文章ってないだろ?入試にもよく出題されるので早めに覚え…

【古文・古典】古語と現代語の意味の違いを重要単語を使って説明 形容詞「ありがたし」

現代語と古語の意味が違う単語って出題頻度が高いですよね。そういった単語は優先して覚えておく必要がある。その代表格がこれだ! 重要 ありがたし → (形容詞 ク活用)めったにない 難しい ※ 現代語の「助けてくれてありがたいな~」とは意味が違う!

【古文・古典】古文単語を覚えよう! 形容詞「あさまし」

古文も英語も結局最後は単語を覚えていないと何もわからない。 一生懸命文法を覚えても、単語の意味を知らないと訳なんてできない。 必死で単語をおぼえよう! 重要 あさまし(形容詞 シク活用) → 驚きあきれる、情けない 久留米大学(文学部・人間健康学部…