嫌いな古文を好きになるためのブログ

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【古文・古典】副助詞「さへ」の意味や使い方をわかりやすく解説!

「さへ」は現代語でも「~さえ」と使うので間違えやすい副助詞だ。

特に特別な使い方もないのでしっかりと意味だけ覚えて現代語訳できるようになろう。

 

 

 

重要

さへ → (副助詞)~まで、~までも

 

 

 

 

世になく清らなる玉の男皇子さへ生まれ給ひぬ。(源氏物語

 

 

 

品詞分解

世になし → この世に存在しない、この世に比類ない(またとなくすぐれている)、世間に存在を認められない(時勢に合わない)

清らなる → (形容動詞 ナリ活用 連体形)清らかで美しい

玉の男皇子 → (玉+の+男皇子)名詞

さへ → (副助詞)~までも

生まれ → ラ行 下二段活用 連用形

給ふ → (ハ行 四段活用 連用形)尊敬 お~になる

ぬ → 完了 ぬ 終止形(~てしまう、~てしまった、~た)

 

 

 

現代語訳

この世に比類なく、清らかで美しい玉のような男皇子までもお生まれなさった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポイント

意味を覚えるだけの簡単なお仕事。

これだけ簡単なのによく出てくるのはかなり謎だが、出てきたらラッキーだと思おう!

 

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