格助詞「の・が」の中で、同格は一番出題されやすいといっても過言ではない。
その形をしっかりと覚え、現代語訳できるようになろう。
格助詞「の」「が」
【意味】
主格(~が) 連体格(~の) 同格(~で) 準体格(~のもの) 連用格(~のように)
※ 連用格は「の」のみの用法。
※ 連体格(連体修飾格)は下に体言がくる。
※ 同格の形は「体言+の・・・連体形」 連体形の後には「を・に・が」がくることが多い。 訳すときは体言を連体形の後にも補って訳す。
準体格についてはこちらから ↓ ↓ ↓
例
七つ八つばかりの子の、えもいはずをかしげなるを、(宇治拾遺物語)
子(体言)+「の」・・・をかしげなる(形容動詞 ナリ活用 連体形)+「を」
→ 典型的な同格の形。連体形の後に体言(子)を入れて訳してみる。おかしくなければ同格。
訳 七つ八つくらいの子で、何とも言えないくらいかわいらしい子を
ポイント
決まった形に注意するだけの簡単なお仕事。
同格は見逃しがちなので、形をしっかり覚えておこう。